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BCPとは

事業継続計画(BCP=Business Continuity Plan)とは、事業者が自然災害などの緊急事態に遭遇した場合に損害を最小限に留めつつ、事業の継続と早期復旧を可能とするために、平時や緊急時における事業継続の方法や手段を決めておく計画のことです

日本国内の中小企業の割合は、9割を占めており、大企業のサプライチェーンは中小企業で成り立っているため、中小企業の事業継続は経済の生命線ともいえます。

そのため、近年ではBCP策定の取り組み状況を、企業間取引の定性的な条件とする企業が増えてきています。BCP策定により企業の信用力を高めることにつながり、事業拡大においても重要な要素であるといえます。

なぜアフターコロナにおいてBCP策定が重要なのか

2020年新型コロナウイルス感染症( COVID 19 )が世界的な大流行(パンデミック)を起こしました。
日本においても、感染者数は1.6 万人以上、死亡者数は 800 名以上となっていますが、 有事の際に個人・企業が自発的に適切な行動を取ることの重要性は一層明らかになりました。 このような感染症の発生は「いつ起きてもおかしくない状況にある」といわれており、 中には目に見えない恐怖に対する不安からパニックに陥る方が出る可能性すらあります。

従業員が感染する危険性は企業ごとに異なりますが、従業員の新型コロナウイルスへの感染を 防止するために、自社の事業内容にあわせた適切な感染防止策を実施しなければありません。

それぞれの企業が責任感を持ってきちんとした対策を行い、 いざという時に従業員や会社を守れる体制づくりを行っていかなければなりません 。

防災とBCPの違い

BCPの流れ

初動対応

非常事態が発生した際に、被害を最小限にとどめるために行う初めの活動です。自然災害の場合、怪我などの応急処置・救助活動・避難確保・安否の確認・被害状況の把握をすることです。

仮復旧対応

初動対応後の、計画になります。使用不能になった設備の代替・バックアップしたデータの差し替え・仕入れ先の変更などの対応になります。

本復旧計画

仮復旧の仮対応を平時の業務形態に戻す計画になります。非常時前の状態と同じく、建物の修復の完了・電気水道などのライフラインの復旧・業務がうまく稼働できているかのチェックなどの対応になります。

保守運用

初動、仮復旧、本復旧の計画をうまく運用させるための計画になります。例えば、緊急連絡先の更新・最新の避難通路・防災備蓄用品の買い替え・避難訓練などを行う必要があるのです。

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