策定コスト3分の1!
4月1日、尼崎市より中小企業向けBCP策定支援補助金の発表がされました。
中小企業のBCP策定に100万円を上限に、BCP策定コストの3分の2が補助されます。
尼崎市の予算は2500万円。なくなり次第終了です。
申請には令和4年4月1日以降の策定着手、そして令和5年3月31日までの策定完了が条件です。
1年も時間があるように感じるかもしれませんが、BCP策定には、早くても3ヶ月、長いと、半年以上の時間がかかります。補助金はBCPの策定が完了していないと受け取れません。
時間があると思っていると、市の予算がなくなってしまったり、補助金の請求期限が過ぎてしまい、BCPを作ったのに補助をうけることができなかったということにもなりかねません。
毎年のように被害をもたらす台風。そしてかならず来るといわれている巨大地震。その対策のためのBCP策定が現在求められています。BCP策定は企業の信用にも関わります。
災害が起きることを想定して、事前準備・対策をしている企業と、災害はいつ起こるかわからないし、対策しても意味ないと考えている企業があると、前者の方が信用に値すると思います。
本来BCP策定には多額に金額がかかるのですが、補助金を使用すれば3分の1の経費で策定が可能です。
繰り返しになりますが、補助金を請求するには、令和4年3月31日までのBCP策定完了と、各種申請手続きの完了が必要になります。
ぜひこの機会に自社のBCP策定を行いましょう。
尼崎市 中小企業BCP策定支援補助金情報
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/sangyo/yusi_josei/keiei_sien/1017117/1030102.html
・申請の手順
①必要書類を用意し、尼崎地域産業活性化機構まで提出し、補助対象化どうかの審査をする
②交付決定通知書(補助額決定の通知)が送付される
③事業の着手・完了を行う。
→BCP策定の事業着手と、令和4年3月31日までの事業完了が必要です。
④補助金の請求
→事業完了後補助金請求に必要な書類を揃えて令和4年3月31日までに請求手続きを完了する必要があります。
⑤審査と交付
→提出書類に基づき、補助金交付の審査を行い、審査が通れば所定の講座に補助金が振り込まれます。
BCP策定リスクコンサルタントのご紹介
平野喜久
所持資格:RMCA 上級リスクコンサルタント BCMリスクマネジャー
〈略歴〉
1962年愛知県生まれ。名古屋大学経済学部経営学科卒、鐘紡株式会社財務本部にてファイナンス業務。現在、ひらきプランニング株式会社代表取締役。
〈実績〉
企業のリスクマネジメント、BCP(事業継続計画)の策定支援、ビジネスパーソンのリスクリテラシー開発をテーマに、講演、研修、執筆、訓練プログラムの企画・制作など、意欲的に活動を展開。
特に中小企業向けBCP策定支援は、2006年より行っており、指導実績はトップクラス。業種業態にかかわらず守備範囲は広い。